インターネット上では、かなり前から広く普及している交流ツールのTですが、2011年3月11日の東日本大震災を機に、これまで利用していなかった人々にもTが広く普及し始めたようです。携帯電話も繋がらない状況の中、今現在何が起こっているのか、多くの人が情報を求めてTにアクセスしました。それまでは、大きな事件や事故やイベントなどの際に、情報を求める人によるアクセスオーバーで、このTはよくダウンしていました。この時も半ば諦めつつ、ひょっとしたらという想いでアクセスした人も多かったと思います。しかし良い意味で期待を裏切り、Tは重要な情報交換ツールの役を果たしました。
有事の際に人々が一番に求めるものは「情報」です。3月11日以降、どれだけ多くの人がインターネットに接続し、TにアクセスしてTLを見守り続けていたことでしょう。リアルタイムで送られてくる情報は、とても痛ましく、辛いものでしたが、それらを遠く離れた地に住む人々が知り、共有することができたのです。そして、それが復興を支援する気持ちに繋がっていったのです。テレビでリアルタイムの情報を中継しても、一人一人の情報までは伝えられませんでした。
状況把握や安否確認などに、どれだけインターネットが、このTが、役に立ったことでしょう。そしてまた復興支援の輪の広がりや、情報交換の場として、今もTは役立っています。インターネットの功罪の、明らかな「功」の部分が発揮された出来事です。